プログラム・日程表
海外招請講演
- Dr Mary Donofrio, MD, FACC, FASE,
- ワシントン大学教授、ワシントン小児病院胎児心臓部門
- アメリカFetal Heart Society 前理事長
- Clinical and Research Collaboration in the U.S. and the Role of the Fetal Heart Society
- Improving Outcomes with Fetal Diagnosis of CHD: Specialized DR Planning and Intervention

特別講演
- 里見元義先生(さとみクリニック)
- タイトル:未定
里見賞候補演題
- 形式:学会賞選考 公募
- 主旨:学会懸賞規約に基づいて、里見賞(2部門)の選考を行います。
- 里見賞の詳細はこちらをご覧ください
「里見賞 研究部門」
胎児心臓病の領域でprospective medicineに貢献した(または今後、貢献が期待できる)基礎的または臨床的研究に対して授与する。
「里見賞 チーム医療部門」
概ね3年以内に行われた胎児心臓病の診療において、特に卓越したチーム医療を実践した医療チームに対して授与する。
小児循環器のための「今」
テーマ
「小児循環器医が胎児心エコーをはじめてみよう、教えてみよう」
- 形式:シンポジウム:公募・一部指定
- 主旨:「胎児心エコーをやってみたいけれどもどうしたらいいかわからない」「胎児は自分の仕事ではない」「胎児心臓はマニアックだ」。そう思っている小児循環器医の皆さん。私(松井)も最初は胎児心エコーはやらないと心に決めていましたが、今はそれが専門になっています。是非みなさん、胎児の扉を開いてみましょう。
「胎児心エコーをはじめる小児循環器医はどの様に訓練したら良いか」
「胎児心エコーを小児循環器医の先輩はどの様に若者に教えたら良いか」
「胎児心エコーの落とし穴は何があるのか」
「胎児心臓の研究をどの様にしたら良いか」
といった演題を募集します。
周産期治療・チーム医療の「今」
テーマ
「生後すぐのInterventionはどこまでできるのか?治療適応は?これまでの長期予後は?注意点は?」
- 形式:シンポジウム:公募・一部指定
- 主旨:出生後すぐの治療は、「生後の血行動態を胎内から予測して事前に準備する」、という胎児心臓診断の醍醐味です。一方で、治療の判断・プランが難しい症例も多く、母体の帝王切開を行う場合もあります。今回はアメリカの出生後治療の第一人者であるDonofrio先生と一緒に、「どこまでできるのか?」「あの患者はどうなったのか?」「注意点は何か」など様々なディスカションをしましょう。これまで発表した症例も再掲載OKです。皆さんの熱い症例・難しかった症例をお待ちしています。(参考文献:Am J Cardiol. 2013;111:737-47.)
「出生後のIntervention(カテーテル・手術等)症例の成功例、難しかった例」を募集します。
過去の症例の再掲載・その後の経過を含めた発表も歓迎します。
ナツメグ肺の「今」
テーマ
「ナツメグセッション:肺静脈うっ血の臨床研究・症例を持ちよって治療適応を考えよう」
- 形式:シンポジウム:公募・一部指定
- 主旨:「心房間が狭い左心低形成症候群」「肺静脈狭窄が強いことが予測される総肺静脈環流異常症」は極めて予後が悪いことが予想されます。肺リンパ拡張を予測する胎児肺MRI所見の「ナツメグ肺」の意味は?どこまで治療できるのか?皆さんの研究・症例を持ちよって、難しい症例の治療方向性を考えましょう。
是非、皆さんの肺MRIを撮影した心疾患症例をお待ちしています。
肺所見によりどこまで心疾患治療を事前に考えることができるのか?
皆さんと一緒に考えましょう。
胎児心エコー設定の「今」
テーマ
「胎児心エコーのセッティングはどうやっていますか? 私はこうやっている」
- 形式:ワークショップ:公募、一部指定
- 主旨:「胎児心エコーのセッティングってどうやるの?」。エコー機器のメーカー・種類によってもセッティングがそれぞれ異なります。今回はそれぞれのメーカーを使用しているそれぞれの施設のエコーセッティングの方法・使用・こだわりを発表してもらって、皆さんの日々の臨床の参考にしましょう。
今だからこそ、困った症例・落とし穴症例・難しかった症例をみんなでシェアしよう
テーマ
「診断・対応に困った症例、これは失敗したという症例、をシェアしよう」
- 形式:指定演題セッション 一般演題・症例報告
- 主旨:診断が進歩・普及した胎児心臓診断ですが、実際の現場ではまだまだ「スクリーニングで困った症例」「診断が難しかった症例」「対応に難渋した症例」「足元をすくわれた症例」が多くあります。同じ事が起きない様に、うまく対応できる様に、皆さんの貴重な経験を多くの人とシェアをして、明日の臨床につなげていきましょう。
里見賞および一般演題(臨床研究・症例報告・基礎研究)
- 先天性心疾患
- 胎児不整脈
- 胎児心機能・胎児心不全
- スクリーニング
- 胎児心臓腫瘍
- 胎児心筋症
- 周産期連携
- 心外合併症・遺伝性疾患
- 家族支援・看護
- 次世代育成・男女共同参画
- 心臓発生・基礎研究
- その他
ーーーー 他、以下の演者指定セッションを企画しています ーーーー
日本の胎児心臓病の「今」
テーマ
「胎児心臓の連携は地域ごとでどうなっているのか?現状と課題を共有しよう。」
- 形式:シンポジウム 演者指定
- 主旨:「他の地域がどうなっているのか?」。自分の施設はわかるけれども、他のところはわからない。これからどうやってそれぞれの地域を守っていくのか?アメリカから、全国津々浦々。それぞれの地域の現状と課題をみんなで情報共有して、参考になる事、そして学会としてやるべき事を一緒に考えましょう。
胎児心臓病の研究の「今」
テーマ
「みんなで超基本的な最低限の心臓発生を学ぼう」
- 形式:講演 演者指定(2名:各15分)
- 主旨:胎児心臓診療をしていても、なかなか基礎研究につなげようとする事は簡単ではありません。一方で、胎児心臓診療にとっては、「発生から出生までの基本的な知識」は超重要です。今回は、「超簡単に」「超わかりやすく」「短く」、胎児心臓に関する「発生」と「研究手法」のイロハを、超エキスパートに超簡単に講演してもらいます。医師・看護師・検査技師・その他誰でも、この30分は発生を学びましょう!
超簡単な心臓発生のイロハ(これだけは知っておこう) 仮題
超簡単な発生研究のイロハ(これだけは知っておこう) 仮題
教育セミナー
テーマ
「スクリーニング現場は何を紹介したら良いのか?(スクリーニング現場からレベルII精査まで)」
- 形式:講演 演者指定
- 主旨:松井会長から頂いた今回のテーマを教育委員会にて検討しました。スクリーニング現場において胎児心臓に明らかな異常を見つけた場合には、レベルII精査へ紹介することは誰も迷いません。しかし実際には、それ以外のボーダーライン症例や正常か迷う微妙な場合も多くあります。今回の教育セミナーでは、その様な場面を4つに分けて様々な視点から話をして頂くことに致しました。胎児心臓のスクリーニング現場およびレベルII精査に携わる方々の臨床において、少しでも参考にして頂ければ幸いです。
- 主催:教育委員会
- 座長:東京都立府中療育センター小児科 渋谷 和彦
- 講義名 講師
- 1)Normal variantの胎児心臓 長野県立こども病院循環器内科 武井 黄太
- 2)Borderlineの胎児心臓 大阪母子医療センター小児循環器科 石井 陽一郎
- 3)胎児の心外異常 静岡県立こども病院 産科 新谷 光央
- 4)胎児心臓の心拍数・リズム 聖マリア病院 新生児科 前野 泰樹
家族支援セッション
テーマ1(1日目)
「胎児心臓診断の説明とカウンセリング:倫理的な配慮を医療者はどう学ぶと良いか?」
- 形式:シンポジウム:演者指定
- 主旨:近年のNIPT・早期診断の進歩に伴い、これまで以上に家族への支援の重要性が高まっています。今回はメインのシンポジウムの一つとして、各専門家の立場から「説明とカウンセリング」に焦点を当て、現状の課題と今後について学びを得る機会とします。是非、ご参加ください。
テーマ2(2日目)
「看護師が医師に求める倫理観」
- 形式:ワークショップ:公募・一部指定
- 主旨:シンポジウムに引き続き、「説明とカウンセリング」に限らず、倫理観をテーマに皆さんと広くと考える機会にします。積極的な演題応募お願いします。
- 主催:家族支援委員会
共催セミナー
- 学術集会を一緒になって応援してくれるメーカーの方との共催セミナーです
- 内容が決まり次第、アップデートしてゆきます。